展示会情報 - 2024.11.25水素やバッテリーなどの次世代エネルギーの社会実装に向けた高機能材料技術を“高機能素材Week[東京]”で紹介しました

前回展示会“高機能素材Week[大阪]”で好評をいただいた“断熱防護シートBST-23”や低熱膨張ALPシール”に加えて、軽量化や開発期間の短縮に貢献する「MBDによる高機能・高精度スーパーエンプラ発泡成形」、高強度で1000℃の高熱にも耐える「BAKES ハイテム」などを紹介しました。

1.耐火・耐熱・防爆用途向け断熱防護シートBST-23

耐火・耐熱・防爆用途向け断熱防護シートBST-23

断熱性および耐貫通性を有する独自に開発した薄型耐火シートです。1000℃以上の熱にも耐えるため、電気自動車などリチウムイオン電池を搭載した製品が万が一発火した際の延焼防止に役立ちます。また、電池保管庫やガソリンへの引火が懸念されるゴミ収集車、断熱が必要なコンテナや収納庫、耐火扉などへの活用も期待できます。

2.極低温でも漏らさない“低熱膨張ALPシール”

極低温でも漏らさない“低熱膨張ALPシール”

金属と同等の熱膨張係数を有する材料を用いたシールをご提供します。高温環境だけでなく、液体水素/窒素などが存在する極低温環境においてもシールのクリアランスを一定に保持できるため、複雑なクリアランス設計が不要で、漏れ量(流路)も安定することができます。

3.MBDによる高機能・高精度スーパーエンプラ発泡成形

MBDによる高機能・高精度スーパーエンプラ発泡成形

スーパーエンプラの射出成形技術に樹脂発泡技術を適用する開発を行っています。この開発により、PPSのようなスーパーエンプラの軽量化、断熱性、衝撃吸収性の向上が期待できます。さらに、CAE解析により発泡状態を見える化し、製品設計にフィードバックすることで、短期間での開発と高品質なものづくりを実現するMBD(モデルベース開発)の検討も進めています。

4.超耐熱繊維強化プラスチック BAKES(ベイクス)ハイテム

超耐熱繊維強化プラスチック BAKES(ベイクス)ハイテム

1000℃の熱に触れても形状を保持し、連続使用では260℃までの耐熱性があります。圧縮強度では樹脂トップクラスの性能を有し、自己潤滑性があるため、潤滑剤が使用できない高温環境でも使用が可能です。

5.高温/極低温雰囲気でもすべり×高強度×断熱を実現するハイブリッドマテリアル

高温/極低温雰囲気でもすべり×高強度×断熱を実現するハイブリッドマテリアル

断熱材と摺動材料を2層成形したハイブリッドマテリアルを開発しました。摺動材料は、ご要望の摩擦係数に合わせて低摩擦材料のALP(アルプ)と高摩擦材料のBAKES(ベイクス)を選択できます。また、断熱材は高強度・高断熱性材料のBAKESグラスターを使用しており、しゅう動材料と組み合わせることで液体水素などの輸送管への活用が期待できます。

これからも、高機能材料の革新的技術を追求し、地球環境に寄り添った商品開発で次世代エネルギー社会の実現を支えてまいります。

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