お知らせ - 2024.04.152024年4月10日発行「月刊トライボロジー4月号」にて近畿大学との共同研究成果についての発表論文が掲載されました。

油との比較で、クリーンな環境下においても使用可能な「空気」を潤滑流体とした「静圧気体軸受(非接触軸受)」の共同研究を近畿大学と進めています。静圧気体軸受は外部から圧縮空気を供給することにより非接触で回転軸を支えることができるため、製造機械の回転軸および軸受からの摩耗粉の発生を抑えることが可能です。

今回は、軸方向型(共同開発品/樹脂製)および円周方向型(従来品)スロット絞り静圧気体軸受の2種類を用いて、軸を回転させたCAE解析によって、流量や軸の復元力を解析で求める方法を開発した。開発したCAE解析手法によって、軸回転時の静圧気体軸受の現象理解および実験回数を飛躍的に少なくすることが可能となっています。

本研究の成果を、実用の静圧気体軸受設計へ活かし、食品製造ラインなどの製造機械の高クリーン化や長寿命化によるメンテナンス負担軽減に貢献してまいります。

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(特集記事名:「スロット絞り静圧気体軸受のCAE解析手法の開発」)

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